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小説「ベンガルタイガー」


 ついでに虎を載せました。


 トラライオン比較



『ベンガルタイガー』その2


虎はどうどうと敵の前に姿を現し、一声咆哮(ほうこう)した。
敵は一瞬、反射的に身をひくめ、目を見開いてライバルのほうを凝視した。
虎はやにわに敵に襲いかかった。
前足で相手を押さえつけ、喉元に食らいつくのが常道だが、あごの力が強い彼らは、ところかまわず食らいつく。窒息するか、出血多量で死ぬのを待つか、逃げられても何度も攻撃し、動けなくなってから、生きていようが死んでいようが、かまわずむさぼり食う。
食べている最中で、ライバルが現れ獲物を横取りされることもある。またその逆も。そんなことを日夜繰り返しており、それが彼らの人生である。
その夜、ベンガルタイガーの密林は、虫の声、鳥のさえずり一つ聴こえず、不気味なほどの静寂に包まれていた。水牛の大きさに迫るほどの体躯(たいく)を誇る彼が、何者かに脅えていた。
やがて重圧感が辺りを支配し、虎を包み込んだ。ベンガルタイガーは見えないがたしかにいるその存在に対し、ついにこらえきれず、攻撃を開始した。
四囲に向かって唸りを発していると、どこからともなく、死臭が漂い始めた。虎はこれは人間の腐った臭いだと確信した。前に人間たちの戦った跡に行ったことがあるのだ。寝そべったまま、しきりにあたりを威嚇した。今度は火薬の臭いだ。それもおびただしい量の火薬臭。


     






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