ふつふつと闘志が湧いてくるのを感じた。
娘を失った悲しみが闘志に火を付けさせたに違いない。
沼をわたって平地にあがった。
突進した。めざすはシルバーアイだけだ。
他の雌ライオンたちはただ成り行きを見守っているだけだ。
両者が激突して一瞬で勝負が決まった。
シルバーアイのほうが気圧されていたようだ。貫禄の違いだろうか。
一瞬で力の違いがわかったのか、シルバーアイのほうが逃げ出した。
追いかけなかった。
彼らの場合、生命まで奪う気持ちはないようだ。力の差がわかればいいらしい。
すると、面白いことにほかのメスたちが、マリータウをリーダーと認めたのだ。
シルバーアイのかたきを討つ者はいなかった。みなマリータウに従ったのだ。
この感覚は不思議だ。彼女たちはあたらしいリーダーを求めていたようだった。
そして、あたらしい群れは水の中に入っていった。マリーを先頭に水牛の群れに向かって。
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